見ず知らずの6人が、長野県の軽井沢で共同生活する様子をただただ記録した物語『テラスハウス OPENING NEW DOORS』
第1話の時点から、場の空気をしっかりと読む大人の男性という印象。
2話でのデートの誘いは、まさに理想的でスマートなデートの誘い方。
と、まさに余裕のある大人の男を体現する男性、「岡本至恩」
今回の『テラスハウス OPENING NEW DOORS』のメンバーは、
- 一人は「中学生男子」と言われるぐらい色んな意味で危うい男性
- 一人は、毒舌で今時感あふれる女性
という少々問題児っぽい2人がいます。
そんな中で、上手に会話をつなげ、話しやすい雰囲気を作り出す聞き上手でもある岡本至恩さん。
今回は、そんな岡本至恩さんを参考に上手な話の聞き方と質問の仕方について学んでいきましょう!
岡本至恩さんの会話の特徴
名前:岡本至恩
年齢:22歳
職業:モデル
特徴:チヤホヤされたいという理由でテラスハウスに参加!ミステリアスさのあるハーフモデル。
岡本至恩さんの会話の特徴は、
- 自分のことはあまり話さない
- 相手が話しやすい話題を振る
の2つです。
自分のことを話さないのは意外と大事!
会話において、自分のことをを話さないのは意外と重要です。
よく、
「自分はこう思う」
「自分はこういう人間だから」
といったことをアピールしてしまう人が多いですが、聞き上手になるのならこれは厳禁!
人というのは、基本的に自分のことしか興味がありません。
自分の話を聞いて欲しいし、肯定して欲しい。
誰しもこういった気持ちを抱えています。
自分のことをあまり話さず、相手の話を聞くということは、聞き上手の基本であり、一番難しいポイントでもあります。
それを、岡本至恩さんはサラッとできています。
自分のことをほとんど話さない分、番組を見ている側からすると、「ミステリアスで裏がありそう」と感じてしまいますが、実際に岡本至恩さんと接しているテラスハウスメンバーからは、「話を聞いてくれる頼れる男性、優しい男性」と思われていることでしょう。
相手が話しやすい会話を振るのは基本中の基本!
岡本至恩さんは、とてもピンポイントで、相手が話しやすい話題を振っています。
聞き上手になろうと、実際の会話でもメールやLINEのやり取りでも、とりあえず「?」をつけて相手に質問を投げる人がいますが、行き当たりばったりで質問は相手からすると
「質問されすぎてめんどくさい」
「会話の意図がわからない」
と、まったく楽しくありません。
その点、岡本至恩さんは、
- 相手が話したいであろうこと
- 話しやすい、語りやすいであろう話題
をピンポイントで振っています。
こういったことからも、かなりの聞き上手であることがわかります。
そんな岡本至恩さんの会話のポイントを詳しく見て行きましょう!
相手を気遣った会話のお手本!
新井雄大さんが、小室安未さんを誘って昼食を作った夜、岡本至恩さんはリビングで2人にその話題を振ります。
至恩「2人飯作ってる時どんな話したの?」
安未「割とあみの話はしてない」
雄大「そうだね」
2人をからかったり茶化したりすることもなく、サラッと「どんな話をしたの?」と話題を振っていることがポイントです。
また、話題を振ってみたものの2人からそれ以上の言葉がなさそうなことを察知すると、追加で質問を投げかけて、会話を進めます。
至恩「一応ゴールとか考えたりしてんの?みんなは。
雄大はなんとなくわかるんだけど。
料理人になるって夢があってさ」
安未「なんだろ、すごい正直に言えば、就活と迷ってるっていったけど、就活よりもモデルになりたいってほうが気持ち的にあって」
みずき「就職するなら何目指してたの?」
安未「なにも。なにもない。」
至恩「とりあえずモデルになりたいって感じなの?」
安未「うーん…。(暗い表情)」
岡本至恩さんの言葉に、否定も肯定もせず、何かを考え込むかのように暗い表情を見せる小室安未さん。
そこに、佐藤つば冴さんが帰宅。
岡本至恩さんは、小室安未さんの反応を見て、それ以上追及することをせず、佐藤つば冴さんに「いまさテラスハウスでの目標みたいなのあるの?」と会話を向けます。
小室安未さんの表情からしても、みんなの前で話したい話題でもなかったのだと思いますし、その場で小室安未さんの将来の夢の話を蒸し返さなかったのはかなり良い判断です。
安未を気遣ってプレイルームでの会話を提案
佐藤つば冴さんが、持ち前の明るさで、色々アイスホッケーのことを語り、場が和んだところで、
至恩「安未よかったら、プレイルームで話しない?ちょっと行こうよ。」
と、安未さんを気遣って、2人きりでの会話を提案します。
至恩「どういうモデルがいいとかあるの?」
安未「歩きたい。(ランウェイ)」
至恩「ちょっとウォーキング練習しようよ。」
安未「うん、教えて。」
至恩「俺、あみがモデル目指してるって今日知ったからさ。」
安未「普通の大学生だと思ってた?」
至恩「そう思ってた。ただの可愛い大学生だと思ってた。」
小室安未さんにアドバイスをしていないことがポイント!
この会話のポイントは、「アドバイスをしていない」ことです。
- 小室安未さんはモデル志望。
- 岡本至恩さんは現役モデル。
立場としては、
「モデル目指してるんだったら、こうした方がいいよ」
「毎日ちゃんと練習してる?ウォーキングとか」
「モデル目指してるんだったら今のうちにあれやっておかないとまずいよ」
といった、悪気がなくともアドバイスだったり指摘をしてもおかしくありません。
しかし、岡本至恩さんは、そういったアドバイスの類は一切せず、
「ちょっと(一緒に)ウォーキング練習しようよ」
と、小室安未さんと同じ目線で会話をしています。
だからこそ、プライドが高そうな小室安未さんでもすんなりと「教えて」と、お願いをすることができたのでしょう。
また、最後にサラッと「ただの可愛い大学生だと思ってた。」と褒め言葉を入れたのもモテポイントです。
岡本至恩さんは、モデルである自分を自慢するでもなく、ただただ、相手の話を聞くだけに留めています。
かなりの聞き上手であることは間違いありません。
中村貴之さんが語りやすいように問いかけ
プロスノーボーダーである中村貴之さんが滑っている動画をみんなで見る機会がありました。
かなり危険な滑りもしている中村貴之さん。
他のメンバーは
「すごーい!」
「マジで、カッコいい」
「やべえ」
といった反応で、一瞬盛り上がりはしましたが、あまり会話を広げようという感じはありませんでした。
そこですかさず、岡本至恩さんが、中村貴之さんが語りやすいように問いかけをします。
至恩「いつからこういうクレイジーな?」
貴之「なんだろね?兄貴がスノボでやりたいみたいなこと言い出して。
3番目の兄貴がね。明日も一緒にラジオやる兄貴なんだけどさ。
その兄貴に憧れて、同じ道をついてったみたいな。
ウインタースポーツだけの専門学校があって。
一応今はメーカーからお金もらって、みたいな感じ」
至恩「たかくんの、なんかゴールみたいなものは?」
貴之「そうだね、スノーボードアパレルのブランドもやってて。
5~6年ぐらいなんだけども、それ一本で食っていくってところまで行ってないから。
スノーボードの契約金にしてもそうなんだけど。
おやじを安心じゃないけどね。
おやじ今年大腸がんが見つかって、手術で取ったんだけど親父も病気になるんだなってちょっとショックじゃないけど、見せること見せないとダメだろうなって。
ごめんね、こんなオカマみたいな声でごめんね。」
至恩「なんか、形として残るものをお父さんに見せたいって感じ?」
貴之「そうだねー。
まあ、別になんか数字とか結果みたいなのみせられないかもしれないけど、姿勢だけでもね、見せられたらね。」
語りたいことをこれでもかと語らせてあげている!
この話の熱量から見ても、中村貴之さんは自分のことを語りたくて仕方がなかったのだと思います。
中村貴之さんに限らず、何かで頑張っている人というのは、それこそ自分の頑張りやらを人に聞いて欲しいという気持ちを持っている人が多いです。
それを察してしっかりと会話を振ってあげる。
話を聞いていたメンバーの中にはもしかしたら「つまらない」と感じていた人もいるかも知れませんが、中村貴之さん自身は、かなりスッキリと良い気分になったことは間違いありません。
男女関係なく自分の話したいことを話せる状況というのは嬉しく、楽しいものなので、相手が語りたいことを上手に引き出し語らせてあげることができれば、恋愛も上手く行きやすくなります。
聞き上手は話し上手以上にモテる!
意中のお相手を振り向かすために、
- 色んな会話のネタを仕入れなきゃ!
- 相手に楽しいと思われる話題を用意しなきゃ!
と躍起になる人がいますが、その必要はありません。
話し上手になるのではなく、聞き上手になれば良いのです。
聞き上手は、相手の語りたいことを気持ちよく語らせてあげる技術です。
聞き上手になれれば、話し上手の人以上に相手の気持ちを掴むことができるようになります。
テラスハウスでは岡本至恩さんが、まさに聞き上手のお手本のような男性なので、「聞き上手って実際にどんな感じなの?」という方は、ぜひテラスハウスを視聴してみてくださいね!
聞き上手の人がどういう話の振り方をしているのか、とても参考になるかと思います。
「テラスハウス」をテレビで見逃した方はフジテレビの動画配信サービス(FOD)で見れます!