親との相性って難しいわよね…
悩むのも無理ないわ。
それによって対処法は変わってくるわ。
早速確認していきましょう!
彼女の親を好きになれない理由は?
彼女と結婚したら、そのご両親とも一生お付き合いしていかなくてはなりません。
愛する女性の親ですから、ネガティブな感情は持ちたくないですよね。
“彼女の親を好きになれない”
そこには必ず、何かしらの理由があるはずです。
いくつかの考えられる理由と、そこからみる対処法を確認しましょう。
デリカシーがない
- 思ったことを口に出さないと気が済まない
- 本人には悪気はないが、周りを傷つけている
- プライバシーにもズケズケと介入してくる無神経さ
世の中には、言いたいことを遠慮なく口にしてしまうデリカシーのない人がいます。
知らず知らずのうちに他人を傷つけているのに、本人には全く悪気がないから余計に厄介です。
そんな人が彼女の親だったら、やっぱり好きになれませんよね。
身体的なコンプレックスや二人のプライベート、将来、勤めている会社、お仕事についてなど、毎回会うたびに土足でズケズケと踏み荒らしていくような発言を好き勝手されたら、たまったものじゃありません。
「彼女と結婚したらこのご両親とずっと付き合っていくのかぁ…」
気が滅入ってしまうのも無理はありません。
対処法⇛気にしない
発言者に悪意が無いのであれば、何も考えていないも同然。
たとえ心無いようなことを言われても、気にするだけ損です。
いちいち言われたことを真に受けていたら、身が持ちません。
「またなんか言ってるなぁ」くらいで深く受け止めず、気にしない、受け流す、忘れるという対応で軽くあしらいましょう。
かといって、時には「気にしない」ではいられないようなことを言われることもあるでしょう。
たとえば、二人のプライバシーにズカズカと入ってくる場合などです。
その場合は「私たちが考えることなので二人に任せてください」と、自分たちの意志を彼女の親にはっきりと告げることが大事です。
また聞いてくれるかどうかはともかくとして、彼女からもご両親に直接「余計なことは言わないで」と釘を刺してもらい、意思表示しておくことも大切です。
そもそも嫌われている
- こちらから歩み寄ろうとしても拒否されている
- 目を合わせようとしない、会話しようとしない
- 陰で心無い悪口や粗探し
彼女のご家族が楽しそうな話で盛り上がっているとき、あなたが入ってくると急に会話しづらい空気感に…
会話していても視線が合わない、いやわざと目を合せないようにしているのかも…。
彼女のご両親からそんな対応をされたらショックですよね。
根拠がなくとも、直感で何となく自分が嫌われていることは分かってしまいます。
相手に嫌われているとわかると、こちらまで相手を苦手と思ってしまうのは致し方ありません。
「陰で悪口をいわれているのではないか」「彼女との結婚を反対されるのではないか」と考えれば考えるほど、会うことにストレスを感じてしまい、悪循環に陥ってしまいます。
対処法⇛認めてもらう
何かしらの理由があるからこそ、相手の親はあなたを好きになれないはずなので、まずはその理由を知ることが大事になってきます。
ここは彼女から直接、親へ理由を聞いてもらいましょう。
もしかしたら、あなたの言動で気に障ることがあったのかもしれません。
何か心当たりは無いか思い出してみてください。
もしそうだった場合、自分の悪いところを知り、改善しなければいけない部分は改善する努力が必要です。
または「娘の婿」として認められていない場合、ふさわしい婿として認めてもらえるよう仕事面で成果を出したり、彼女を全身全霊で守るという誠実な姿勢をアピールすることが重要になります。
何にせよ、理由によってあなたがしなければいけないことは変わってきます。
彼女に全面協力してもらい、ふさわしい婿として認めてもらえるよう”二人で”立ち向かいましょう。
子離れができていない
- 娘(彼女)の行動に制限をかけたがる
- 何もかも娘(彼女)のことを知っていないと気が済まない
- 自分と娘(彼女)は一心同体。友達親子みたいな存在
「自分が気に入った彼氏じゃないと付き合っちゃダメ」「彼氏との旅行やお泊りは絶対に禁止」「ろくでもない男性を捕まえるなら結婚しない方がいい」など、娘の恋愛に対していちいち口出しする人が彼女の親だったらとても厄介です。
このようなタイプの親は、どんなに立派な男性を彼氏として紹介しても絶対に交際を反対します。
娘(彼女)が彼氏に取られ、自分の元から去っていくのではないか、と不安になるからです。
娘(彼女)の行動をすべて把握していたい、行動に制限をかけたがるという親は、子離れができていません。
対処法⇛多少のことは我慢
たとえ親が子離れできていなくても、大した被害が無ければ、多少のことは目をつぶるのも一つの手です。
彼女の親も今まで娘(彼女)を大切に育ててきたわけですから、その事実をむやみやたらに無視はできません。
“子離れできていない発言だな”と思っても「まぁ、娘が可愛いんだろうから仕方ないか」くらいの思いで軽く流してみてください。
対処法⇛彼女を説得
彼女自身も「親離れ」できていないところはありませんか?
「親がこう言ってるから」「親に聞いてみてからね」なんて、事あるごとに親に依存している感じがあれば、彼女自身にも改心してもらわないと、ここを乗り越えるのはほぼ不可能です。
親子の仲は良いに越したことはありませんが、「ご両親云々ではなく、今後は二人で家族という形を作っていく」ということを、彼女自身にしっかり理解してもらいましょう。
まずは彼女の結婚に関する”勘違い”を解き、勘違いから開放された彼女自身の言葉で、彼女親を説得してもらいましょう。
ここをなぁなぁにすると、あとでややこしいことになります。
毒親
- 親の介入のし過ぎで、彼女が自分の人生を決められない性格になっている
- 子供のやることなすことに、あれこれ口や手を出す
- 「育ててあげたのは誰だ」と恩を押し売りする
彼女に対して非常に当たりが強く、優しさのひとかけらもない…彼女の親がそんな親だったら問題です。
子供のやることなすことすべてに対し、口を挟んだり、脅したり…子供の自由を許さず、過剰に支配したがる親を世間では“毒親”と言います。
「親の言うことを聞いていればいい」「親に逆らうなら罰を与える」など、威圧されて育った子供は、次第に自分の意見を持つことを恐れる様になってしまいます。
子供のときから否定されて育てられたため、常に自己否定感に苛まれ、とにかくマイナス思考です。
健全な親子関係を築けなかった分、心に歪みが出てしまっているのです。
子供に愛情を注げない、または間違った愛情の注ぎ方しか知らないのが毒親です。
娘のパートナーであるあなたに対しても、風当たりがきつくなるのは不自然なことではありません。
彼女の境遇を理解し、彼女に対して理解を深めてあげることが重要です。
まずはあなた自身が、彼女の一番の理解者になってあげましょう。
対処法⇛極力会わない
会うたびに嫌な思いをするのは明白。
あなたのために、そして何より彼女のために、毒親とはなるべく距離を置くべきです。
対処法⇛絶縁する
どうしようもないくらいひどい状況の場合、絶縁する覚悟を持っておきましょう。
究極の手段ですが、無責任に言っているわけではありません。
親であろうが何であろうが、彼女を幸せから遠ざけてしまう存在と関わることはとんでもないリスクです。
お互い一人の人間として、お互いの幸せのために結婚という道を決めたわけです。
避けられない苦境はいくらでもありますが、その幸せを阻害する要因は、避けられるのであれば避けるべきです。
「それでもたった一人の親だから~」
どうしようもない現実の前では、このような綺麗事こそ無責任であるとわかってください。
彼女としっかりと、現実的な観点を持って話し合いましょう。
生理的に苦手
- 具体的な理由は分からないけど何となく苦手
- 一緒の空間にいるのが耐えられない
長年生きていると、一人くらい「悪い人ではないけど生理的に苦手…」という人に会ったことはありませんか?
この”生理的に苦手”というのは、大嫌いというわけでもなく、かと言って具体的な理由があるわけでもなく、何となく苦手という感覚。
この生理的に苦手な人が彼女の親だった場合、とても厄介です。
この先彼女と結婚を考えているのであれば、たとえ生理的に苦手であろうが、事あるごとの交流は避けられません。
これといった理由があるなら改善の余地はありますが、まったく理由は分からないのに苦手なわけですから、どうしたら良いのか悩んでしまうのも無理はありません。
彼女の親が悪いのではなく、かと言ってあなたが悪いわけでも無いので、なかなか難しい問題です。
心理学的に、生理的に受け付けない人というのは、『自分が認めたくない嫌な部分を相手が持っているから』ということが一説として存在します。
たとえば、あなたは誠実で冷静な姿を人前で演じたいと思っているとします。
そして実際に「誠実な人」と誰からも認められている存在であったとします。
しかし心の奥底には、“目立ちたがり屋で自己顕示欲の強い部分”を持つ本当の自分が…
だけどそれを表に出すと人に嫌われてしまうのが分かっているので、あえてそれを押し殺して生活しています。
そんなとき、人を押しのけてでも目立ちたがっている人に会うと、あなたは過剰に反応してしまいます。
根底の自分に似ているものを見せつけられるので、過剰に「この人苦手」「一緒にいたくない」と感じてしまうのです。
あくまで一例ですが、彼女の親を生理的に苦手だと感じるのは、もしかしたらあなたが認めたくない、あなたと似ている部分がどこかにあるからかも知れません。
対処法⇛極力会わない
生理的に合わないのは致し方ないことです。
治そうと思って治ることではありません。
この場合は本能的に苦手なわけですから、会えば会うほど苦手意識は強まってしまうばかりです。
冠婚葬祭等、必要なときは会わなければいけませんが、それ以外のときは、無理してまで交流を持つ必要はないかと思います。
どうしようもない場合…
上記でいくつかご紹介したパターンや、またそれ以外のパターンで、どうしようと解決ができない場合もあります。
対処法⇛別れる
彼女への愛が揺らいでしまうくらいひどい親だった場合。
また彼女に相談しても一向に協力してくれず、親側の言いなりの場合、あなた自身のために、彼女との別れも選択肢に入れておきましょう。
恋愛は二人だけの問題ですが、結婚となると今後とも家族が関わってきます。
そのような避けられぬ現実を前にして、彼女があなたの味方になってくれないとなれば、もはや彼女との信頼関係は頭打ちではないでしょうか?
しっかりと話し合って、埒が明かないようであれば、所詮それまでの関係だったと割り切った選択を取る勇気も必要よ。
まとめ
彼女の親が好きになれないとしても、結婚の相手は彼女です。
多少の苦手意識程度であれば、努力次第でいくらでも状況や心境は変わっていくもの。
しかし、人生に大きく関わってくることなので、なにより彼女の協力が必要になります。
具体的な対処法は、彼女の親を苦手な理由によって異なります。
まずは、なぜ好きになれないのかという理由を考えて、そこから必要な手段を取っていきましょう。
「親が原因で離婚」なんてのも決して珍しい話ではないので、なぁなぁにして終わらせることだけは避けてください。
そのためには彼女との協力は必要不可欠よ!
しっかり悩んで、確実な一歩を踏み出してもらいたいものだわ。