190か国に配信中の真実の愛を探す地球無期限の旅『あいのり ASIAN JOURNEY』
第22話「愛のカタチ」
あいのりの基本ルールは、あいのりに参加中に恋をして、告白し、日本行きのチケットを渡す。
OKならキスして帰国。
NGなら1人で帰国。
となっています。
しかし、今回、以前あきらにフラれて帰国したでっぱりんに、あきらが告白するという特例が…!
なぜこんな不思議な自体になったのか、解説していきます!
台湾であきらに告白するもフラれるでっぱりん
元々は裕ちゃんに心惹かれていたでっぱりんですが、あきらが合流した途端に一目ぼれ。
裕ちゃんが鈍感すぎて恋愛が中々発展しないことに痺れを切らしていたでっぱりんは、一気にあきらに心惹かれていきました。
あいのり13話であきらを呼び出し、告白をするでっぱりん。
しかし、この時あきらはあいのりに参加してまだ6日目。
でっぱりんに告白される前、スタッフに
「結構身長が低い子が僕好きなんですよ。(第一印象は)でっぱちゃん」
と、でっぱりんに好印象を抱いていることを話していたあきらですが、
「早いな~っていう…。でも正直本当になんだろ、彼女のことは好きか嫌いかで言ったら好きなんですよ」
「もっと彼女のことを知りたいのに、今決めるなんてムズかしい」
と当然の躊躇いを見せます。
その結果、
でっぱりん「もし一緒に日本に帰れるなら、もっとあきらのこと知りたいし、2人とも知らんところにいきたいし。デートで。うふふふ。
あきらがわたしのために頑張ろうって思ってもらえるような人になりたいと思ってます。
一緒に日本に帰ってください…」
あきら「俺は、でっぱりんがどんな人かみんな全然わかんない中で1番近くにいてくれた人だと思ってて。
だから毎日ずっとでっぱりんのことが気になってて。
だから、でっぱりんの笑ったところも好きだし、気つかってくれるところも好きだし、いろんなところが好きなんだけど、まだ俺はでっぱりんの悪いところを全然見てなくて。
だから…あと、俺の悪いところも全然まだでっぱりんに見せてなくて。
だから、俺はまだでっぱりんとは一緒に帰れない、ありがとね。」
と、あきらはでっぱりんの告白を断り、でっぱりんは帰国。
あきらはラブワゴンの旅を続けることとなります。
最終話で特例!日本であきらがでっぱりんに告白!
しかし、その後、「ウェディング状態(影が薄い)」と呼ばれるほどに、他のメンバーたちと絡みがなかったあきら。
あいのりアジアンジャーニーが一旦終了となるため、ラブワゴンに残った他のメンバーたちと同じく、日本に帰ったあきらでしたが、帰国後、あいのりスタッフに電話。
「台湾でお別れしたでっぱりんのことがやっぱりまだ忘れられず。こう気持ちが、こう別れてから膨らんできちゃって。」
と、でっぱりんともう一度会えないかと交渉。
この話に乗ったスタッフは『でっぱりんのあいのりナビ(仮)』というニセ番組をでっちあげ、司会にでっぱりんを抜擢。
本番中のでっぱりんにあきらが後ろから近づき、驚かせる寸法です。
まんまと騙され、グッズの紹介をさせられるでっぱりん。
でっぱりん「そしてグッズの中で、1番人気があったのがこれ!あいのりストラップです。VTRらぶどっキュン」
あきら「でっぱりん」
でっぱりん「…(後ろを振り返り)わあー!!!」
あきら「ふふふ」
でっぱりん「ちょっと待って、ちょっと待って。は?なに?これ、え?なに?」
あきら「ははははは」
でっぱりん「なに?なんなん?」
あきら「いや…まあ…話したくて」
でっぱりん「話したくて?」
あきら「はい」
でっぱりん「えへへへへ、やば!はー?」
あきら「でっぱりんが帰った後に後悔することが本当に多くて。旅の中で。」
でっぱりん「へー、うん」
あきら「でも…やっぱさ、あいのりで会った以上、日本で会うべきじゃないと思ったし、連絡はとらないべきだとも思うし。
でも、やっぱ俺もう1回会いたいと思って。でっぱりんのことが好きです」
でっぱりん「うふふふ、んー、ふふふふ、ちょっと待って、はい、うふふふ、お願いします」
あきら「よろしくお願いします」
と、あいのりアジアンジャーニー3組目のカップルが成立しました!
なぜあきらの気持ちは強くなったのか
今回のでっぱりんとあきらの恋愛を語るにあたって大切となるポイントは「なぜあきらの気持ちは強くなったのか?」というところです。
ポイントとしては
- あきらは他の女性と仲良くなれなかった
- でっぱりんといる時間が短かった
- あいのりの性質上、でっぱりんが目の前からいなくなった
この3つが挙げられます。
あきらは他の女性と仲良くなれなかった
あいのりの本編をご覧になった方ならわかると思うのですが、あきらはでっぱりんが帰国してからというもの、出番はほとんどありませんでした。
すべてが放映されているわけではないのは百も承知ですが、もし、誰かしらと良い感じになっていたとしたら間違いなく、もっと出番はあったでしょう。
あきらは他の女性と普通に話したり、仲良くしていたにしても、恋愛的な発展はまったくなかったと考えられます。
だからこそ、自分に好意を示してくれて、短いながらも楽しい時間を一緒に過ごしたでっぱりんへの気持ちが強くなったのだと思います。
仮に、他の女性ともっと仲良くなっていた場合は、でっぱりんへの気持ちは徐々に薄れていったはずです。
でっぱりんがいた時間の方が恋愛のワクワク感もドキドキ感もあり楽しかった、という思いが、でっぱりんへの気持ちを強くしたとみて間違いないでしょう。
でっぱりんといた時間が短かった
先ほどお伝えした通り、でっぱりんはあきらが合流して6日で告白をしました。
これが理由で、でっぱりんは告白を断られたわけですが、同時にあきらのでっぱりんへの気持ちを強くした要因でもあります。
でっぱりんといた時間が短いからこそ、あきらはでっぱりんに期待ができます。
言ってみれば、良い方向に妄想ができる、ということです。
もし、でっぱりんと1か月以上一緒にいたとしたら、あきらの中ででっぱりんとのことが思い出にかわる可能性が高くなります。
「でっぱりんとああいうことして遊んだな」
「あの時は楽しかったな」
という過去の記憶です。
ですが、一緒にいた時間が短かったからこそ
「でっぱりんがいたらもっと楽しかったんじゃないだろうか?」
「もし、告白をOKしていたらどうなってたんだろう?」
という期待や、想像が膨らみます。
でっぱりんは意外と激しい女性なので、あきらが長くでっぱりんと一緒にいた場合は、いなくなったでっぱりんともっと一緒にいたかったと思いつつも
「でも、でっぱりんは激しい女性だから、付き合ったら大変かも知れない…」
と、一緒にいた時間が長ければ、人の心理的に告白を断った自分を正当化できるよう、無意識の考えが湧き出ることが予想できます。
一緒にいた時間が短かったらこそ、あきらの中ででっぱりんに対する期待感が強くなり、「どうしてももう一度会いたい」という気持ちにまで行ったのでしょう。
あいのりの性質上、でっぱりんが目の前からいなくなった
最後に、でっぱりんが告白を断られた後、あきらの目の前からいなくなったのも大きいです。
恋愛の基本テクニックですが、男は追いかけられると逃げたくなりますし、逃げられると追いたくなります。
一般的な恋愛では、告白を断られたとしても、二人の距離感というのは変わりません。
社内恋愛なら、会社で普通に挨拶を交わし、普通に仕事をするでしょうし、学校でも同じです。
しかし、この距離感のままでいると、女性側がどんなに気遣いをしても
「この女性は俺のことが好きだから優しいんだ」
と、下心を感じさせてしまいます。
こうなってくると、男性は追われている気分になり恋愛感情が湧きづらくなりますし、女性は振り向かせるためには相手に優しくすることだと信じているのでもっと追いかけてしまい悪い循環にはまってしまいます。
それに比べて、今回のパターンは、本当に目の前からいなくなったので、男性の「追いかけたい欲」をうまいこと刺激することができたのです。
でっぱりんは、裕ちゃんへの態度を見ていても自分からグイグイ行くタイプですし、あきらはどちらかというと、女の子を守ってあげたいという男らしいタイプの男性のように思えます。
そういったことを加味すると、でっぱりんが告白してフラれたのは結果的に良かったのかもしれません。
あいのり以外でもこの手法は使える!
でっぱりんとあきらの恋がうまくいったのは、いろんな部分が噛み合ったからこそだと言えるパターンですが、実はこの手法はあいのりの旅だけではなく、普通の恋愛でも使えます。
基本的に、無理めな状況での告白はしない方が良いですが、
- 引っ越しや転勤で離れてしまう時
- 出会って間もないが、もう会えない可能性がある場合
- いけると思って告白したのにフラれた場合
には、この手法を使うことで、うまくいく可能性があります。
楽しい時間を提供して告白をし、笑顔で別れる。
物理的に距離を置き、最後は相手に他の異性があらわれないことを祈る。
頃合いを見て、偶然を装い再会。
この流れを再現すれば、知らず知らずのうちに相手の気持ちが高まり、告白してもらえる可能性があります。
今回でいったん幕をおろしたあいのりアジアンジャーニーですが、あいのりは恋愛のヒントがたくさん散りばめられています!
恋愛上手になりたい人はぜひ、見てみてくださいね!
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