190か国に配信中の真実の愛を探す地球無期限の旅『あいのり ASIAN JOURNEY』
第21話「シャイボーイ」
前回の20話で晴れてかすがと仲直り(?)ができたシャイボーイ。
シャイボーイは裏庭に親友の社長を呼び出し、かすがへの告白を決めたことを報告します。
今回の21話は、恋愛のテクニックや、駆け引きをすべて忘れて好きな人にぶつかっていくのも悪くない、と思えるような回でした。
かすがとシャイボーイの恋のゆくえと絡めて、なぜこんなにもシャイボーイが人の心を動かしたのかについてお伝えしていきたいと思います。
今までの思い出を語るシャイボーイ
社長と別れた日の夜、さっそくかすがを呼び出したシャイボーイ。
どことなく朗らかな表情でかすがを見つめます。
シャイボーイ「……(かすがを見つめる)」
かすが「ん?どうした?なんでそんな見てんの?」
シャイボーイ「わたしは今、すごく楽しいんだ」
かすが「えっ、うちまだなんもしゃべってないのに」
シャイボーイ「あはははは!…一緒に旅できてすごく楽しかった、ありがとう。
かすがと一緒にいるとずっとわくわくする。
ははは。台湾でそもそも2人で夜市まわったな?」
かすが「うん」
シャイボーイ「女性と2人でああいうお祭りまわったのはじめてだったから、どうしたらいいかわからなかったけど、あの時一緒にアンクレット買ってさ。
ひとつひとつのアクセサリーがいろいろ気持ちに変化をもたらすって知らなかったんだよ。
日本で一切つけたことなかったからさ。
こんな小っちゃいものでずっと悩むと思わなかった。
でも、それも知れて良かった。ありがとう。」
かすが「うん」
シャイボーイ「んふふふ。
かすがは旅、今3か国まわって1番印象に残ってる時間とか楽しかったなって思うのはなんですか?」
かすが「いっぱいあるな。
でも、タイの民泊の時にシャイボーイが歌ってくれて。
それをみんなが楽しそうに歌って、輪になって。
あの時間はすごい楽しかったな。」
シャイボーイ「そっか。わたしも歌えてよかった。」
かすが「歌の力ってすごいなって。」
と、今までの思い出をかすがと一緒に振り返るシャイボーイ。
シャイボーイはかなり素直な性格で小細工は一切しなさそうなタイプだったので、単に思い出話をしているのかと思っていましたが、実はかすがが『歌』に触れてくれるのを待っていた模様!
シャイボーイ「じゃあ歌っていい?」
と、布の下に隠していたギターを取り出します。
かすがのために作った歌を披露!
シャイボーイはかすがに告白するために、寝る間を惜しんで、一曲作っていました。
『不思議に思うんだ 君と僕。
どうして気持ち合わないのかな。
君が「うん」と言えば僕は「いいえ」
僕が星を見れば君は月を見てる。
少しだけ不安になる日もあるけれど
そんなときゃ足首を見てみるんだ。
2人お揃いのアンクレット。
どんなに離れてもつながってる
魔法のようだと思うんだ
ふとした時目と目が合うだけで 心ははずみ胸は苦しくなる
でもどうして嬉しいんだ Uh~
2人でいたいと願うんだ
たとえこの旅の終わりがきても
離したくない そばにいたいんだ
君のことが好きだから
世界で1人 君だけなんだ
かすがのことが好きだから Uh~
好きなんだ Uh~』
かすがとの思い出を歌に込め、最後に告白の言葉を入れたシャイボーイ。
人によってはこっぱずかしくなってしまうような状況ですが、かすがは半泣き状態。
その上、シャイボーイはチケットを渡す前に
シャイボーイ「正直、日本でもずっとわたしは初恋を引きずってて、こっちの旅きてからもその子のこと正直考えることあったり、後悔とか。
ただ、さっきの歌作ってるときは1回も初恋の子のこと考えなかった。
わたしの中で終わったんだ」
かすが「うん」
シャイボーイ「かすがのことだけ考えてた」
と、かすがが、ずっと心に引っかかっていた初恋の女性に対する思いに対しての答えをしっかりと返しました。
シャイボーイ「こんなに人を好きになったの初めてだ、ありがとう。
…はい。受け取ってください。
では明日返事聞かせてください」
立ち去るシャイボーイ。
その場でしばらく泣き続けるかすが。
かすがの「どうしよう」という不安そうな言葉が、夜の闇に溶けていきました。
運命の朝、2人の恋を動かし続けた雨
翌日。
普段はエメラルドグリーンに輝く南国のリゾートビーチに激しく降る雨。
実はシャイボーイとかすがの恋が動く時には毎回と言っていいほど、雨が降っていました。
それこそ漫画の演出か!?と言いたくなるくらいの確率で雨が降るのです。
かすがが合流した時も土砂降り。
2人で夜市をまわって恋心が発展した時も突然の激しい雷雨。
2人が喧嘩して、溝が深まってしまった時も突然の雨。
そして、今回の告白も雨。
シャイボーイもやってきたかすがに「おはよう。絶好のかすが日和ですね。」とうまいこと言います。
しかし、シャイボーイのもとにやってきたかすがの目には最初から涙が。
かすが「雨ですね」
シャイボーイ「あはははは。昨日言った通りずっと旅してきてかすがのことが気になってもっと一緒にいたいと思った。
昨日の告白の返事を聞かせてください」
かすが「初めてうちが台湾からみんなに合流した時に1番最初にラブワゴンに座って隣にいたのがシャイボーイで、喋り方からちょっと変わってて。
なんだこの人は?って思ったのが最初の印象で。
日々旅をしていくなかで話せば話すほどうちとはまったく正反対で。
時間にもきっちりやし、ルールにも1つ1つうるさいし、クソがつくほど真面目やし…めっちゃ真面目やし。
いつも自分の想いをまっすぐシャイボーイはうちに言ってくれるから。
嬉しかったけど…その反面、そのまっすぐな想いを…受け止めるのが怖くて、ちょっと距離を置いてた。
全部まっすぐ受け止めるからさ、うちが冗談で言ったちょっとしたジョークでも本気で受け止めてすぐ落ち込むし…だから、そういうシャイボーイに対してなんて言葉をかけたらいいかわからんくて、怖くて、正直避けてた。」
さすが!と言いたくなるくらいにズバズバと本音を伝えるかすが。
話の流れや、前日の発言から、ダメなのか…?と不安になりましたが、
かすが「だから何度も逃げようとして試したけど…それでもシャイボーイは何度も追いかけてきてくれて。
すごい…嬉しかった。
そういう真っすぐな…そういう真っすぐな……シャイボーイの気持ちを…信じたいなって、思う」
シャイボーイ「うん」
かすが「逃げても、逃げても、一生懸命真っすぐ追っかけてくれてありがとう。
だから、うちもシャイボーイのことが好きです。
うちをシャイボーイの初めての彼女にしてください」
と、シャイボーイの告白を受け入れました!
その後の2人のやり取りは本当に初々しくとても甘酸っぱかったです!
シャイボーイにとっては、文字通り初めての彼女ができたわけですが、かすがにとっても、今までの甘えたで何でもやってあげなきゃとなる男性たちと違い、真面目で男らしさが見えるシャイボーイとのカップル成立はいろんな意味で初めての体験かもしれませんね。
もちろん相手のことを考えるのは大前提
無事、かすがとカップル成立したシャイボーイですが、恋愛のテクニック的に言えば、もっと上手いやりようも、それはしちゃダメだろう!と言いたくなるようなNG行動もあります。
それでも、誰かに頼ることなく、シャイボーイが自分自身で考え、最善だと思う行動をとり続けたその一貫性に、かすがの心は動かされました。
たとえば、前回も、あそこまで「ついてこないで!」という態度をされた場合、一度身を引くのが得策です。
それでも、シャイボーイは自分で考え、かすがのためにもここで引いてはいけないと追いかけ続けました。
また、シャイボーイは一見、自分のことしか考えていないように見える場面もありますが、しっかりとかすがの心に引っかかっていたモヤモヤをはらうべく、初恋の子に関する答えを100点満点ともいえる回答で伝えました。
不器用なところももちろんありますが、シャイボーイが持ちうる限りの誠実さでかすがにぶつかっていったのが、かすがの心にしっかりと響いた恋だったと言えます。
もちろん、相手のことが好きだからと、暴走して相手に迷惑をかけてしまうのは駆け引きやら恋愛のテクニック以前に人としてよくありません。
ですが、時にはテクニックやら駆け引きは捨て、相手のことを真剣に考え、自分の思いのまま突っ走るのも悪くないと思わせてくれるような2人の恋でした。
本当にこの2人の恋愛は、ひたむきさに泣けるので、まだ見ていない方はぜひ1度見てください!絶対に損はしないです!
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