190か国に配信中の真実の愛を探す地球無期限の旅『あいのり ASIAN JOURNEY』
第12話『天空の月』
11話で合流した美大生の「あきら」に一目惚れをし、好意を寄せるでっぱりん。
しかし、スタッフに、今まで思いを寄せていた裕ちゃんを諦めてあきらに行くことについて「それは逃げではないか?」と言われてしまいます。
「相手が振り向いてくれないからといって他の人に行くのは逃げだ!」
こんな言葉を聞いたことがある人も多いと思います。
ですが、恋愛において逃げることは何ら悪いことではありません。
自分にとっての本当の幸せを見つけたいのであれば、時には方向転換する勇気も大切なのです。
「恋愛は真正面からぶつかっていかなくてはいけない」という思い込みは捨ててください。
目次
裕ちゃんとあきらの間で揺れ動くでっぱりん
でっぱりんは元々、恋愛できないロボの「裕ちゃん」に恋をしていました。
しかし、裕ちゃんはでっぱりんの好意に気づかず、挙句の果てには「でっぱりんの好きな人はウェディングでしょ?」と言い出す始末。
アタックをしてもしても振り向いてくれない裕ちゃんにでっぱりんが痺れを切らしている時に、ちょうどラブワゴンに合流したのが美大生の「あきら」
顔も好みだった上、優しく頼りになるあきらにでっぱりんは益々惹かれていきます。
そんな中、久々に裕ちゃんと2人きりになったでっぱりん。
「どうなのよ、最近」という裕ちゃんの言葉に、色々と思うところがあったのか何も返せませんでした。
スタッフが「楽な方に行ってない?」とでっぱりんに問いかける
海辺で一人で泣いているでっぱりんの元にやってきたスタッフが、でっぱりんに問いかけます。
「結局さ、裕ちゃんがさ何にもさ振り向いてくれない気づいてくれないからさ、楽な方にいってない?」
それに対してでっぱりんは、
でっぱりん「え、ある~。ある~」
スタッフ「だよな。どっちを選ぶかってのはでっぱりんの自由だしでっぱりんの判断だからな」
でっぱりん「なんか、自分が分かんないです」
スタッフ「まぁ逃げて…逃げるのも人生だからな。どっちがいいかは自分で考えるしかないな」
でっぱりん「いやでも、わたしの中で頑張っていくのがツライなって思う時があった時にちょうどあきらがおったけん。
もうあきらでいっかなって思った時もぶっちゃけもう嘘じゃなくて…思いました」
スタッフ「だって気づいてくれないんだもんって言ってたんだよな、でっぱりんな」
でっぱりん「うん」
スタッフ「その言い方はやっぱ逃げだよな」
でっぱりん「うん…。裕ちゃんは頑張って頑張って好きになってもらうっていう努力しかしてなくて、つらくて…。
あきらはそんなんじゃなくてなんかもう常に優しくてあきらいいな~ってなんかいい人だな好きだなって思っとって。
そういう時に逃げてたのかも知れないです。」
と、自分が逃げていたかも知れないと認めます。
恋愛で逃げるのは悪いことじゃない!
世間一般的にも、スタッフとでっぱりんの会話的にも「恋愛で逃げるのは良くないこと」という意識が見て取れます。
ですが、恋愛で逃げることは悪いことではありません。
なぜだかみんな、好きな人を諦めるのは悪いことで、仮にフラれるとしても逃げずに告白した方が良い!というような考えを持っています。
特に、恋愛に一生懸命な人ほどこの傾向で、今回のあいのりアジアンジャーニー編の参加メンバーはまさに「好きな人を諦めるのは悪いこと。フラれるとしても告白すべき」というような考えを持っています。
タイムリミットがある「たか」は仕方がなかったとして、
- ハト胸がの気持ちがアスカに向いていると感じていたのに告白した「ゆめちん」
- アスカの好きな人は自分じゃないと思いつつ告白した「ハト胸」
の2人は、まさに「恋愛は逃げるべきじゃない」という考えを持っていたとおもいます。
ですが、冷静に考えればこの考え方がよくないことはわかります。
なぜなら、玉砕覚悟の告白をしたところで、あいのりのような場面では良い方向に転ぶわけがありませんし、「好きな人を諦めるのが悪いこと」という考えをしてしまうと、あとから芽生えた恋が発展しづらくなるからです。
特にでっぱりんの場合、たまたま裕ちゃんがあいのりアジアンジャーニーの初期メンバーであり、あきらがたまたま途中参加のメンバーだっただけです。
あきらが初期メンバーだった場合、でっぱりんは最初からあきらに惚れていた可能性すらあります。
振り向いてくれそうにない相手をやめて、もっと幸せにしてくれそうな相手に行く。
悪いことなど一つもありません。
むしろ、自分と相手の恋愛の温度差をしっかり見極めたうえでの最良の選択をしたとも言えます。
なのにそれを「逃げ」なんて言葉で表現してしまうから、何だか「こんな自分はダメだ…」と凹んでしまうのです。
- 傷ついた人ほど強くなれる。
- つらい恋愛の後に真実の愛を見つけられる
というような言葉は、単なる傷ついた人への慰めであって、傷つかなくて済むならそれに越したことはありません。
ツライ恋愛なら逃げても良いのです。
ただし後悔だけはしないように
ただ、他の人に行くにしてもそのまま頑張るにしても後悔だけはしないように注意が必要です。
他の人と一緒になった後に、
「やっぱりあの人が良かった」
なんて思うのは、相手に失礼です。
また、そのまま頑張った場合、恋が叶わない可能性もあります。
そんな長い間、もう一人の相手(今回の場合で言えば「あきら」のような立ち位置の相手)が待ってくれるとは限りません。
どんな選択をするのも自由です。
ただ、「諦めることは逃げだ」なんて、自分の選択肢を狭めることだけはしないようにしましょう。
アスカのように自分の信念を持つことが大事
逃げる、逃げないの話で言えば今回のアスカも印象的でした。
家族からも男性からも大切にされてこなかったアスカ。
ハト胸に大切と言われたが、一緒に帰ることはせず、帰してしまった。
そんな罪悪感からか泣きながらスタッフに
「今まで楽しいこと経験しすぎて、なにが楽しいか本当分かんなくて。
もう1から恋愛するのもう無理~。
だって恋愛できる気しないですよ。もう怖いもん早く帰りたいのに。
不安しかない、マジで。
あ~!う~!!!マジ意味分かんないわ!」
と、爆発寸前の心情を語ります。
その後、あきらの歓迎会で酔っぱらったアスカは、荒れに荒れます。
アスカ「お前に分かんねぇよ!!!」
スタッフ「どうした?大丈夫?」
アスカ「知らねぇよ」
スタッフ「アスカ」
アスカ「無理だから。早く報告して。来んな」
スタッフ「ちゃんと話そ」
アスカ「絶対、こんなんじゃ恋愛できない。リタイアする。無理、なんなのこの旅。意味わかんねぇよ。うぅ…」
と、口ぎたない言葉でスタッフに思いをぶつけていました。
しかし、次の日にはいつも通りの笑顔を浮かべるアスカ。
「いっぱい考えて、わたしがもっと変わんないとここに来た意味もないんじゃないかと思って。
めっちゃ辛かったけど、また1からやるだけだ!みたいな」
と語り、日記にも
「普段人に甘えられないからあーゆー時にばくはつしてしまうの…。暴言はきまくってごめんなさい。
人を好きになる前に自分を強くしたいんだけどなあ~。
いろんなことが起きすぎて、現実を受け止めきれないまますぎて。
でも時間は進んで明日がきて。
私はちゃんと前に進めてるのかなってすごく不安になった。
寂しがりなとこ直して強くなって、お金とか地位とか関係なく純粋に大好きになれる相手と出会ってダメでもOKでも自分から告白したい。
だから私は旅を続けてもっともっと成長します。
自分で納得いくまで帰りません。」
と、書いていました。
アスカは自分の信念を貫き通している
一旦は、逃げることを考えたアスカ。
しかし、アスカは
「寂しがり屋なところを直したい」
「強くなりたい」
「お金とか地井とか関係なく純粋に大好きになれる相手と出会いたい」
「成長して、ダメでもOKでも自分から好きだと伝えたい」
と、自分の本来の目的・目標をしっかりと考え、逃げずに旅を続けることを決意します。
恋愛でも同じです。
たとえば
「絶対に○○に振り向いて欲しい!」
「ダメそうになったらすぐに諦めてしまう弱い自分を変えたい」
という目標を掲げているのなら、好きな人が振り向いてくれないからと手近な人に気持ちを移すのは確かに逃げかもしれません。
ですが、
「幸せになりたい」
という目標なのであれば、振り向いてくれない相手をやめて、自分を幸せにしてくれそうな相手に気持ちを移すことは逃げでも何でもありません。
幸せな未来をつかむためにも「今好きな人を諦めて、別の人に行くのは逃げだ!」なんて自分の視野を狭めてしまうような考えは捨てましょう。
でっぱりんはあきらへの告白を決意!
花園夜市で、裕ちゃんともあきらとも距離を縮めたでっぱりん。
「裕ちゃんみたいな人と出会ったこともないし、あきらみたいな人とも出会ったことないし…」
と、悩んでいましたが、最終的にはあきらに告白することを決めたでっぱりん!
しかし、スタジオメンバーが
「これであきらがOKしてキスして帰ったら、キスしにきただけのやつ」
と言っていた通り、「さすがに早すぎるのではないか?」という疑問が…。
でっぱりんの恋は実るのか?
来週の展開に期待しましょう!
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