緊張するなぁ…
…「ときメモ」的な、恋愛シミュレーションゲームかなんかの話?
…正解だよ!
どんなゲームよ
一回こっきりの大勝負!
シチュエーションは彼女の親への結婚のご挨拶時、好印象を残すための心得を伝授するわ!
いよいよ彼女のご両親へ結婚の挨拶。
結婚にも繋がる大事な区切りなので、緊張してしまうのも当然。
しかし、ここはしっかりと好印象を残したいもの。
でも、どんな服装でどんな挨拶をすればいいのか分からない…と悩んでいる人は意外に多いのでは?
今後、長くお付き合いする関係だからこそ、最初が肝心です!
ここでは、「彼女のご両親に好印象を持たれたい!」と思っている男性たちに、『彼女のご両親へ結婚の挨拶に伺う際の心得』をご紹介したいと思います。
挨拶時の身なり
挨拶の際、まず、チェックされるのが服装などの身だしなみ。
服装はその人の素性をあらわすといわれています。
ご両親に「なんだキミは!」と誤解を受けないような身なりが大事です。
一つ一つ見ていきましょう。
髪型
清潔感のあるヘアスタイルでバッチリキメましょう。
今や会社に通わなくてもできるお仕事も増えており、お仕事によっては髪型に規定がないところも珍しくありません。
しかし、”彼女のご両親への結婚のご挨拶”ということなので、相手方に不快感を与えないように配慮し、爽やかな髪型に整えてご挨拶に伺いましょう。
反対に、伸ばしっぱなし、ボサボサといった”整っていない髪型”は、だらしない印象を与えてしまいます。
また、明るすぎる茶髪なども品が欠けて見えてしまうので、挨拶までには落ち着いた髪色に戻しておきましょう。
髭
あご髭、くち髭、ちょび髭…
時代を問わず、ダンディで男らしいイメージを与えてくれる髭。
普段、髭を伸ばしている人は、剃るか、綺麗に整えるか、迷うところですよね。
しかし、彼女のご両親へのご挨拶に行くときは剃るに越したことはありません。
「髭を剃ってきていない」ということで不快に感じられてしまうことはありますが、「髭が生えていない」ということでマイナスに思われることは一切ありません。
髭くらい気にしない方もおられるかとは思いますが、「配慮しました」という姿勢を見せることができるので、普段髭を生やしている方は「髭を剃る」という行為が好印象になる場合があります。
仮に事前に「髭はそのままでいいよ」と言われていたとしても、言葉通りに受け取ってあまりにボーボーな髭のまま伺うのはNGです。
せめて形や長さは、不快感を与えない、清潔感が失われないくらいには整えてください。
個性がどうだとかどうでも良くて、「彼女との結婚より自分の髭のほうが大事」としか聞こえないわ。
逆に中身が無いよね。
勘違いもほどほどにしないと!
服装
ご挨拶に行くときに着ていく服装選びは、とても大事です。
どんな服を着てくるかでその人の品位が見えてくるからです。
もちろん彼女のご両親は、あなたのファッションセンスの良し悪しなんて見ていません。
見ているのは「この挨拶の場を大切な場として捉え、礼節を重んじられる相手であるかどうか」という点。
オシャレは横に置いておいて、TPOに合った服装を意識しましょう。
服装は基本的に、ビシッとしたスーツが好ましいでしょう。
組み合わせは、黒やグレーなどのスーツに、白やブルーなどのスーツに合ったシャツといったところでしょうか。
派手過ぎないオーソドックスなものが無難です。
見逃しがちなポイントとして、靴下に穴が空いていないか、目に見えるほど生地がすり減っていないか等も気をつけてください。
靴下の値段なんてたかが知れてるので、どうせだったらこの日のために卸したての靴下を用意しておきましょう。
革靴も、綺麗に磨いておくことを忘れずに!
絶対に避けたい服装は、襟の付いていない服装、ジーパンなどラフなパンツスタイル、派手な色の服装です。
「楽な恰好で構わないですよ」と言われていた場合は、無理にスーツを着ていかなくても良いと思いますが、ジャケットを羽織るなどして、ビシっと綺麗で、幼く見えない服装で!
足元は、たとえ暑かろうがサンダルなんてもってのほかです。
なるべくならスニーカーも避けたほうが良いです。
香水も避けてください!
香水は人を魅了する効果がありますが、今回は遊びに行くわけではありません。
彼女のご両親に挨拶に行く大事な場面ですので、いくら馴染みのある香水でもこのときだけは付けない方がいいでしょう。
挨拶におすすめの手土産
男性が彼女のご両親に会いに行くときに、つい忘れがちなのが「手土産」です。
何を着ていけばいいのか、何を話したらいいのか、といったことで必死になるうちに、ついつい忘れてた…なんてことも。
また、彼女やご両親から「いらない」と言われて素直に持っていかない男性もいるかと思いますが、たとえそのように言われてたとしても、手土産は用意しておくことをオススメします。
ご両親にとって馴染みがないものは、新鮮に受け取ってもらいやすいです。
自身でも「おいしい」と思う、胸を張って勧めることができるものを選びましょう!
「甘いものか塩気のあるものか」といった“ご両親の好みの味”から選んだり、“ご両親の好物”など、喜んでくれそうなものを選びましょう。
彼女に教えてもらって、一緒に選ぶと間違いないですね!
手土産の価格ですが、安すぎず、かと言って高すぎるのも気を遣わせてしまうので、3000~5000円くらいのものが丁度良いです。
「我が故郷の名産品、『木彫りの熊』でございます」
…これはちょっと困らせてしまうので、消えもの、つまりお菓子や食品、お酒といった、「残らないもの」かつ「日持ちのするもの」を選んでください。
逆に賞味期限が近いような日持ちしないものは極力避けてください!
お土産はいくら評判のものでも、彼女の実家近くのお店のものは用意しないように!
たとえそんなつもりが無かったとしても、「ついでに買った」「心がこもっていない」といった印象に受け取られてしまいかねません。
渡すとき「つまらないものですが」という決まり文句は絶対にNGです。
もらう側としては「あ、つまらないものなんだ…」と何となくいい気分はしません。
なんでもかんでも、手垢の付いた既存の言葉や形式に則ればいいというものではありません。
たとえ些細な言葉でも、言葉を受け取る側のことも考えて、慎重に言葉を選びましょう。
日取り・時間帯
挨拶の予定は計画的に立てたいもの。
事前に、挨拶に伺う日にちや時間帯を決めておくのも忘れずに。
挨拶のマナーとしては「女性側の実家」→「男性側の実家」という流れが一般的です。
「明日、彼氏が家に来るから」なんて急に告げられても、彼女のご両親はビックリしてしまいます。
ご挨拶という場においても、一般社会においても、急すぎるのはとても失礼です。
だからといって1ヶ月も2ヶ月も先のスケジュールを聞かれても、ご両親としては予定が分からないでしょうから困ってしまいます。
ご両親に予定を確認するタイミングは、訪問する予定の2~3週間前くらいが最も良いでしょう。
たとえば、9月中旬に伺いたい場合は8月の下旬頃にはご両親に連絡を取って、日程を調整していただくという具合です。
伺う時間帯は、お昼ご飯を食べたあとの時間帯、お昼過ぎくらいがベストです。
お昼ご飯を食べてるときに伺っても気を遣わせてしまうので、ひと段落ついた頃合いを見計らった時間に訪問しましょう。
逆に夕方から夜にかけての時間帯はNG!
おめでたい報告は、外が暗くなるような夜間は避けるべきというマナーもあり、またお母様が晩御飯の準備に取り掛かりはじめる時間でもあります。
と言っても、ご両親が「夜しか空けられない」というのであれば、ご両親の都合の良い時間帯に合わせて伺うようにしましょう。
お盆やお正月などといった年中行事の期間は、各家庭何かと忙しいので、このタイミングは避けましょう。
挨拶
いよいよ彼女のご両親とご対面です。
何回か遊びに行ったことがあれば、彼女のご両親がどんな人かある程度は分かりますが、初対面となると、一生の間でもなかなか味わえないくらいの緊張感だと思います。
大丈夫、世の既婚者たち(あなたのご両親も、彼女のご両親も)の誰しもが通った道です。
まずは落ち着いて深呼吸しましょう。
緊張感からガチガチになって「思うような挨拶ができなかった…」と後悔しないよう、玄関に上がる前から挨拶に至るまで、ある程度の段取りを決めておくと良いでしょう。
彼女に協力してもらって、シミュレーションしてみるといいかもしれません!
いつも以上にハキハキとした声で、礼儀正しさと誠実さをご両親にアピールしましょう。
下を向きながらモゴモゴと聞き取れないような声だと、ご両親は「この人に娘を任せて大丈夫かしら…」と心配になってしまいます。
大人として、『しっかりと挨拶ができること』は最低条件です。
「緊張してて…」「実は人見知りで…」は当然ですが言い訳にもなりません。
彼氏が彼女のご両親の前で気をつけなければならないのが、彼女への態度や言葉遣いです。
ご両親の前では緊張している分、同席している彼女に対しては気が緩んでしまいがち。
そこでついつい彼女に対して「○○(彼女の名前)」と呼び捨てにするのは、避けたほうが良いかもしれません…親としてそういう部分を気にされる方は実は結構多いです。
ニックネームなどももちろんNG!
ご両親の前では「○○さん」と「さん付け」で呼ぶのが無難です。
ご両親のことを「お父さん」「お母さん」と馴れ馴れしく呼ぶのは失礼に当たります。
「お父様」「お母様」と呼んで下さい。
「さん付け」で呼ぶのは結婚してからです。
結婚のお許しをいただく際の定番フレーズですが、実はこの「ください」という言い方が、まるで娘のことを「モノ」として扱っているような響きに聞こえてしまい、イラッとされる方は多いです。
特に気にされない、違和感を抱かない方もいますが、癪に障る方もいるので、念を入れて「〇〇さんと結婚をさせてください」とお願いしましょう。
と言っても、どうしても次の日に仕事や予定があるのであれば丁重に泊まれない理由を説明して、お断りしてね。
お食事に誘われた際も同じ感じよ。
食事の際の作法
もし、彼女のご両親と食事をする機会があるのであれば、食事のマナーには気をつけてください。
食事のしかたで、育ってきた環境がはっきりと見えてしまいます。
たとえば、
食事のマナーとは、一緒にいる人が心地よく料理を楽しめるための基本的なルールです。
と言っても、癖が染み付いてしまっている分、自分ではなかなか気付けないことなので、自分の食事中のマナーで気になるところはないか、彼女に確認してもらいましょう。
外食する際は、ご両親の席は上座にし、椅子を引いてあげるなどの気配りが大事です。
料理が運ばれてきたら、ご両親から先に食べてもらってから、自分も箸をつけるようにします。
飲み物がなくなったら、気を利かせて注文するなど、積極的なきめ細かい配慮もお忘れなく。
もちろん、テーブルマナーも勉強しておきましょう。
特にお食事におけるマナーね。
クチャラーの人は本当に治してね!
まとめ
以上が『彼女のご両親へ結婚の挨拶に伺う際の心得』でした。
彼女との結婚のお許しをもらえるかどうかの大切なときです。
ご両親から気持ち良く「よろしく頼みます」の一言をもらうためにも、以上にあげた心得を参考にしてみてください。
「なぜこうするのか」「どうしてこれが失礼にあたるのか」
そういったことを考えながら行動すると、所作により深みが出るわ。
確かに「こうするのが常識だから」って情報に、疑問も挟まずに従ってる自分がいるよ…