190か国に配信中の真実の愛を探す地球無期限の旅『あいのり ASIAN JOURNEY』
第11話『吹き抜ける風を背にして』
アスカに告白するも玉砕してしまったハト胸。
しかし、アスカは10話の段階でハト胸に少なからず好意を抱いていました。
アスカを本気で振り向かせるためにハト胸は何をすべきだったのかについて解説していきます。
目次
壮絶な過去を持つアスカ
名前:アスカ
年齢:23歳
職業:モデル志望/飲食店アルバイト
2歳のころから、ずっと施設暮らしのアスカ。
あいのりメンバーの中でも切実に「真実の愛」を求めている女性です。
アスカの日記には
「あたしはあいのりにいろんな想いがあって来た。
恋愛体質すぎて17歳から21歳までずっと彼氏が途切れることがなかった。
不倫しながら浮気とか、ときには複数の男性と関係を持っていた時期もあった。
出会いなんてくさるほどあった。
なのに私が求めている純粋な出会いは私の周りでは絶対なかった。
東京の夜に染まりすぎて人と関わる時にこの人も身体目当てなんだって割り切って接さないと後から傷つくから、人と真正面から向き合うことができなくなった。
お金もちじゃないと嫌だ。
有名な人じゃないといて楽しくないとか、年上じゃないと嫌だとか、変なこだわりが身についてしまったのかな…。
純粋に恋をすることがいつの間にか難しくなってしまった。
あいのりでは携帯も使えず集まった7人で生活する。
おいしいごはんも、おしゃれなごはんやさんも連れてってはもらえない。
どこにいるとかここがどんなところなのかもアバウトだし、めちゃくちゃや。
でも、今までのあたしを変えるために最高の環境だと思った。」
と書き記されていました。
ラブワゴンのメンバーたちも、アスカの心中までは知りませんが、アスカがつらい過去を持っていることを知っています。
アスカに告白するも玉砕してしまったハト胸
そんな壮絶な過去を持つアスカを支えたい、とハト胸は
「アスカ!俺は今、アスカのことが好きです。
いままであいのりで、たくさんの人と出会って、大切な人、最高のメンバーいろんな人に会えたけど、俺は、アスカが一番大切で、この先も一緒に楽しい時も辛い時も、支え合っていきたいと思います。
まだまだ…かもせぇへんけど、俺が、これからアスカを引っ張って行くから、俺と一緒に日本に帰って欲しい」
「アスカの笑顔が一番好きです。アスカのことを世界で1番幸せにします。だから俺と一緒に日本に帰ってくれませんか?」
と男らしい告白をします。
しかし、
「ありがとう。
…ハト胸がそう思ってるのって…いきなりの告白だったからすごいびっくりしたけど、それよりもそうやって本当の自分を見てくれて、そのうえでそうやって、まっすぐ目を見て好きって言ってくれて、すごくうれしかった。
平凡でいいから幸せな家庭を築きたくて。
うん、それが一番の目標で。でもそのためには絶対自分が変わらないといけなくて。
もっともっと、自分を鍛えて成長してから帰りたいので、ハト胸とは一緒に日本に帰れません。」
と断られてしまいます。
アスカはハト胸に好意を抱いていた
アスカは元々裕ちゃんに好意を抱いていましたが、裕ちゃんの鈍感さに呆れ気持ちがなくなってきていました。
なので、アスカからすると、裕ちゃんとは違い女性の扱いが上手く、楽しませてくれるハト胸に好意を抱きつつある状態でした。
実際10話の時点で
「ハト胸だったら弱いところも見せれるというか。
普段はなんか頑張ってそういうかわいいところとか見せるのが恥ずかしくて見せれないけど、ハト胸だったらなんか解放できるというか…。」
「ハト胸がいちばん話しやすいし思ってた以上にわたしのこと見てくれていて、すごくうれしいなって思った。
ハト胸はいつでも女の子に気がまわるし、優しいな♪ありがとう。」
とスタッフに話したり、日記にしたためていました。
人は人を簡単に信じることはできない
それでも、アスカがハト胸の告白を断ったのは、アスカの話していた
「自分を鍛えて成長してから帰りたい」
というのも一つの理由だと思いますが、それと同時に「ハト胸の言葉を信じ切れるまでの信頼がなかった」というのも一つだと思います。
実際、ハト胸はアスカにとても優しく接していましたし、普通の恋愛なら
「良い人だしとりあえず付き合おうか」
となってもおかしくない距離感にいました。
しかし、「真実の愛」と呼べるか?と言ったら、まだそこまで2人の心は通い合っていなかったと思います。
現時点ではあくまで「恋愛対象の異性」であり、絶対的な相手ではありません。
アスカの日記を見るとわかる通り、特にアスカの場合は「人を信じられない状態」にあります。
ハト胸のアスカを世界で一番幸せにするという気持ちにウソはないと思いますが、言ってみれば現時点ではハト胸はアスカの見た目やギャップに惚れており、アスカの一番深い部分を知っているわけでも受け止めたわけでもありません。
アスカは告白を受けた時に、嬉しいと泣いていましたし、ハト胸の告白を断った時もかなりつらそうにしていました。
ただ、アスカからすると
「ハト胸の気持ちは本当だろうけど、今の段階では昔の恋人と同じ運命をたどるかも知れない。
わたしは、ハト胸にすべてを話したわけではない。このままじゃ今までと同じだ」
という気持ちだったのだと思います。
このままラブワゴンの旅を続けて、距離を縮めていけばいくらでもアスカを振り向かせるチャンスはあったというのに、この状態でハト胸が告白を決意してしまったのはもったいないと言えます。
なぜハト胸は玉砕覚悟で告白をしたのか
そもそも、ハト胸は玉砕覚悟で告白をしました。
アスカと2人きりで出かけたりと、良い雰囲気だったにも関わらずハト胸が玉砕覚悟だったのは、
- アスカは他の人に惚れていると思っていたから
- ツライ思いをし続けるのに限界がきたから
だと思います。
ハト胸は今までも
「(アスカの気持ちが)自分に向いてないのは何となくわかってて。」
「まぁ0%でも直球勝負でその日に懸けていくしかないという。」
といったアスカの好きな人が自分ではないことを確信しているような発言をしていました。
また、
「本当なんか考えすぎて何しゃべったらいいか分からない。
ラブワゴンで乗ってる時に結構横多くて。
肩とかがずっと当たってて結構まぁドキドキするというか、おう…みたいな感じになって。
あんまりそういうのでドキドキっていうかギュッってなると、何しゃべっていいのかわからなくなって泣きそうですね。」
といったことも話しています。
ここからもわかるように、ハト胸からすると
「アスカの気持ちが自分に向いていないのはわかってる。その状態でアスカを日に日に好きになって行くのがツライ」
という気持ちから、玉砕覚悟の告白に踏み切ったのだと思います。
でも実際はアスカの気持ちはハト胸に向き始めていた
しかし、実際は最初にお伝えした通り、アスカの気持ちはハト胸に向き始めていました。
もちろん、裕ちゃんの行動次第では、アスカの気持ちはずっと裕ちゃんに向いていたかも知れません。
ですが、恋心は絶対ではありません。
何かのキッカケで、人の気持ちが変わることなんていくらでもあります。
どうしても、相手を手にいれたいのであれば、どんなに自分がツライ状態だったとしても耐えなくてはいけない時があります。
支えたいと思うのなら時間をかけることが大切
ハト胸の言っていた、「アスカを支えていきたい」という気持ちにウソはなかったと思います。
ですが、本気で相手を支えたいと思うのなら、時間をかけて相手の心をほぐしていくことが大切です。
中にはスピード勝負の恋愛もありますが、相手が何かつらい過去を持っていることを知っている場合は、時間をかけて、距離を縮めていくべきです。
ハト胸と同じように、意中の相手を「支えたい」という気持ちを持っている人は、焦らないことです。
相手に気持ちが伝わらないもどかしさや、不安からツライことも多いかも知れませんが、それを耐えることで道は拓けます。
ハト胸のようにツラさから逃げるために玉砕覚悟で距離を詰めようとすることだけは、絶対に避けることをおすすめします。
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