会うたびに痩せていく彼が心配だよ
メンヘラ彼女と付き合ったことのある経験者を呼んでるから、話を聞いてみましょう。
ライターの卓と申します。
僕もお付き合いした女性がメンヘラだったことがあります。
今回は僕の過去の経験から、メンヘラ彼女の傾向と、付き合っていく上での対策、どうにもならなくなった時の別れ方を皆さんにお教えします。
メンヘラ彼女の特徴とその対策
依存ゆえに一途
メンヘラの女性はとにかく恋愛(彼氏)に依存します。
ゆえにめちゃくちゃ一途です。
一途といっても、愛するゆえの一途ではなく、依存ゆえの一途なので、かなりややこしいです。
女性との連絡のやり取りなんかまず許してくれませんし、連絡先の消去を強要されます。
彼女は彼女で、自分の男友達の連絡先を消すことに、一切の抵抗も見せずにすんなりと消します。
対策:共依存にならないこと!
間違っても、あなたが彼女に依存してはいけません!
共依存になってしまうとあなたまで心身を病んでしまい、社会生活にも影響が出ます。
メンヘラは伝染するのです。
メンヘラ彼女と上手に付き合っていきたいのであれば、共依存にならないように注意してください!
情緒不安定
とにかく情緒不安定です。
言い合い、喧嘩でもしようものなら、感情が爆発してしまいます。
僕の昔の彼女の場合は、喧嘩すると5階の窓から飛び降りようとしたり、マイナスドライバーやはさみで自分を刺そうとしたりと、まぁ笑えません。
と言ってもすべてポーズなので、死ぬ気がなく、ただ止めて欲しいだけというのはわかっていました。
わかってはいても、やはりビビってしまいます。
思い通りにならないと、すぐに自分を人質に『死』を臭わせてくるので、言葉を一つ選ぶのにも注意してください。
対策:冷静に優しく問いかける
相手の感情にちょっとでも波が立つとこのようなことが起こってしまいかねないので、こちらは怒りの感情を殺しながら、冷静に、優しく問いかけるように接してください。
相手のことを理解してあげる、受け止めてあげるというスタンスが大事です。
自傷行為
よくあるのが、カッターナイフで手首を切るリストカットですね。
他にも、過食嘔吐であったり、自分自身を強く噛んだり、睡眠薬などの薬の過剰摂取(オーバードーズ)も自傷行為にあたり、人によって様々な自傷行為の形があります。
自傷行為にはしる理由は人によって様々ですが、
- やり場のない感情を自分の体にぶつける
- ダメな自分への戒め
- 手首を切ることで生きている実感を感じる
- 心配されたい、自己の存在のアピール
が主な理由として多いです。
対策:自傷行為を無理矢理止めない
カッターナイフ等自傷に使う道具を隠したり、彼女の自傷行為を無理矢理止めてしまうと、感情がかなり不安定になってしまいます。
かと言って、目の前で自傷する様を黙って見てはいられません。
自傷行為とは、メンヘラの人にとって精神を安定させる手段ということを理解しましょう。
対策:なるべくそばにいてあげる
なるべくなら、彼女と一緒にいてあげましょう。
離れてても、マメな連絡は欠かさないでください。
メンヘラ彼女は、突き放されたり、見捨てられることを恐れます。
しっかりと話を聞いてあげ、彼女に安心感を与えてあげてください。
対策:自傷行為時のルールを決める
『リストカットするとしても、加減して浅く切ること』『薬は絶対に飲まない』といったようなルールを設けましょう。
たとえばリストカットは絶対的に禁止するのではなく、条件付きで許可します。
もちろん止めさせるに越したことはありませんが、今すぐに無理やり禁止させたところで、行き場のない感情が爆発し、更に悪い事態になりかねません。
さきほども言ったように、自傷行為とは精神を安定させる手段。
精神安定剤を禁止するのではなく、時間をかけて、徐々に錠数/摂取回数を減らしていくとイメージしてください。
しかし、睡眠薬等の過剰摂取に関しては止めさせてください!
睡眠薬と言っても、当然用法用量が決まっているので、過剰摂取してしまうと、薬によっては最悪の場合死に至ります。
睡眠薬だけでなく、人によって摂取する薬は様々ですが、後遺症が残ることもあるので、オーバードーズは絶対に止めましょう。
本人はなかなか行きたがらないかもしれませんが、なんとか説得し、お医者さんの元へ通うなり、心理士にお話を聞いてもらうなり、プロに相談してください。
過剰な束縛
仕事中でもお構いなしにかかってくる電話、止まらないメッセージの嵐…
「なんで連絡取れないの?」「今誰といるの?」
一途ゆえに強い嫉妬心を持っているメンヘラ彼女は、必要以上の『報告・連絡・相談』を求めます。
とうてい返せるようなタイミングでなくても、彼女からしたらそんなの関係ありません。
ちょっとでも連絡が遅れると、メンヘラ特有の思い込みにより、あなたは浮気をした裏切り者と認定されてしまいかねません。
ちなみに返事が帰ってこないことで病んでしまい、手首を切って、その傷口の写真を送ってくるめちゃくちゃ怖い人もいるので、そこまでのレベルの相手の場合はさすがに自身の身を心配してください。
なお、会った瞬間怒涛の勢いでスマホをチェックされることもあるので、準備しておいてください。
対策:子供に語りかけるように丁寧に説得する
連絡は返せる時に返すというのも大事ですが、さすがに四六時中すぐには返事はできません。
しかし相手は、「私が連絡を返して欲しいタイミングで返してくれなきゃイヤ!」という困ったちゃんなので、こちらの都合などお構いなし。
子供に語りかけるように、丁寧に穏やかに、「仕事で返せなかったり、返事が遅れちゃう時もあるから、わかってほしいな?浮気なんてしないよ?もうちょっと俺のこと信じてよ」と説得しておきましょう。
もちろん、一回説得したからと言って問題が解決するほど簡単ではないので、何回も何回も同じやり取りをする覚悟を持ってください。
悲劇のヒロインである自分に陶酔
メンヘラの人というのは、過去のいじめや複雑な家庭環境といったトラウマから精神を病んでしまった人が多いです。
自身の悲劇をあけっぴろげに語り、過去の悲劇を今のメンヘラな自分の免罪符にしがち。
どれだけ話を聞いても、どれだけ励ましても、そもそも本人が「悲劇のヒロインという立場から脱したい」と思っていない人が多いので、「僕がどうにかして過去を乗り越えさせよう!」と思うだけ無駄です。
対策:何度も肯定する
結局「可哀想」「守ってあげる」と言われたいだけなので、うんざりすることなく、何度も何度も同じ話を聞いて「うんうん、そうだね」「辛かったね」「よく頑張ったね」と否定すること無く肯定の言葉をかけてあげましょう。
特に「俺がいるから大丈夫だよ」という言葉は、彼氏に依存しがちなメンヘラ彼女を落ち着かせる効果があります。
ちなみに、こちらから相手のトラウマの話に繋がるような話題もNG。
「楽しかった話」「仲の良い家族の話」などは特に相手の病みスイッチになりやすい話なので、注意してください。
仕事が続かない
メンヘラというだけあって、メンタルは弱いです。
少し怒られただけでも深くへこんでしまい、そのまま立ち直れずにバイトや仕事はすぐに辞めてしまうなんてことも珍しくありません。
それがきっかけとなって、不甲斐ない自分に対してまた自傷行為をしてしまうという悪循環から抜け出せない人はたくさんいます。
なんとか仕事を続けている人でも、隙を見つけてトイレでひっそりリストカットをしたりと、ストレスの根源である仕事と、発散手段である自傷は切っても切り離せません。
対策:続けられるような仕事を探す
働いてみないとその職場の雰囲気はわかりませんし、どれだけ職場の人が優しくても、お客さんに何か言われたり、何でもないような些細なことで心が折れてしまいます。
なんやかんやでお仕事が続く人もいますが、何かと職場に迷惑を掛けてしまったりと、”働く”ということがなかなかうまくいかない人が多いです。
なるべくストレスの少なそうな仕事を探してあげたり、身内や理解ある人の目の届く職場だと安心かもしれません。
それすらも不安定なのであれば、養ってあげる覚悟を持ちましょう。
SNSでの病みアピール
SNSはメンヘラの主戦場。
病んでるアピールや病みポエムの数々には圧倒されます。
「構ってほしい」「見てほしい」「聞いてほしい」の欲しがり3大欲求が強く、SNSでの病みアピールは同じメンヘラ仲間を呼びます。
対策:見て見ぬふり
多少過激なことが書いてあっても、彼女にとってはそれが一つの発散になっています。
犯罪につながるような書き込みならまだしも、そうでなければほっといてあげましょう。
少なくとも、彼女の心の状態を確認できるので、彼女のSNSは定期的に確認することをオススメします。
病んでいるようなら、SNS上で「大丈夫?」と聞くのではなく、普通に電話やラインで「ご飯でもいこっか、話聞くよ」と声を掛けてあげてください。
メンヘラ彼女と付き合っていくのであれば、更生させるつもりで!
時間をかけてメンヘラから脱したという人もいますが、「俺が治してやる!」なんて無責任に意気込んでどうにかなるほど甘くはありません。
メンヘラ彼女と付き合っていくということは、心身ともに大きく消耗するので、あなたにとってのリスクは相当なものになります。
「メンヘラでややこしいけど、それでも一緒に付き合っていきたい!」という方は、自分ひとりの力だけではなく、友人や家族、医者や心理士にも協力してもらいましょう。
メンヘラと言っても、軽度なメンヘラから重度なメンヘラまでいるので、まずは「彼女自身が不安定な自分の状態を把握している」ということが大事なのです。
そのうえで、彼女のことを全力でサポートすることを覚悟してください。
いつまでも同じ環境で同じ生活を送るのではなく、協力してくれる人たちに相談しながら、少しずつでもポジティブな方向を目指して、腰を据えて付き合っていきましょう。
刺激しないってことも大事だけど、いつまでも甘い対応してるとつけあがっちゃって、状況はよりひどくなっちゃうわ。
彼女の様子を見ながら、タイミングを図って、状況にあった適切な対応を考えて!
どうしても我慢できなければ…メンヘラ彼女と別れる方法
ここまでは、「彼女がメンヘラでも付き合っていきたい!」という方に向けて、メンヘラ彼女と付き合っていく上での対策を説明してきましたが、正直ボク個人としては、別れることを全力でオススメしたいです。
心身だけでなく生活にも影響が及ぶので、リスクが大きすぎるからです。
「メンヘラの彼女を支えるには、自分じゃ耐えきれない…」
気に病まなくても大丈夫です。
耐えきれないのが普通です。
メンヘラと別れるのは正直大変ですが、これから先、付き合い続けるほうがもっと大変かと思います。
「もう付き合いきれない!」
という方は、ここでメンヘラとの別れ方を確認しましょう!
先に言っておきますが、メンヘラとの綺麗な別れ方はありません。
メッセージでハッキリと別れを告げる
直接ではなく、ライン等のメッセージで「もう俺たちはうまくいかないから、別れよう」とハッキリと言ってください。
この際、「俺よりもっと良い人がいるよ」なんて曖昧に濁すのはNG!
優しく終わらせようとすると、「でも私には〇〇以外だめなの…!」というように、余計に離れられません。
また「お前のこういう部分が嫌い!」と相手の悪い部分を指摘するのも絶対ダメです!
直接ではなく、文面で別れ話をするということに「卑怯じゃない?」「勝手過ぎない?」と感じる人もいるかもしれませんが、それが言えるのは普通の恋愛の時です。
これは自己防衛なので、半端な正義感をまっとうしようとしないでください。
怪我します、文字通り。
必ずと言っていいほど「別れるなら死ぬ」というようなことを言ってくると思いますが、大抵は死ぬ死ぬ詐欺なので死にません。
あまりにしつこいようであれば、いっそラインはブロック、電話も着信拒否というように、きっぱりと連絡を絶ったほうがいいです。
友達/家族に協力してもらう
自身の友達や、彼女の友達、もしくは彼女の家族が話が通じる相手ならば、一から十まで説明し、頭を下げて別れる協力を頼むのも手です。
冷静に判断してくれる人に横についてもらい、冷静な話し合いで決着をつけましょう。
最悪のパターンですが、彼女が暴れだし警察沙汰になるということも考慮してください。
住所や職場を知られている場合の注意点
これまた最悪のパターンとして、ストーカー化してしまうという可能性もじゅうぶんに考えられます。
特に住所を知られている場合、しばらくは警戒してください。
…としか言えません。
そのために引っ越すのも大変なので、たとえば別れてから数日間は友達に泊まってもらったりして、じゅうぶんに警戒してください。
職場を知られている場合、職場の人に念のため、あらかじめ事情を話しておきましょう。
「さすがにここまで来ることはないかと思うんですが、いかんせんとんでもない元カノだったので、もしご迷惑がかかってしまったら申し訳ないです…」と事前に伝えておくと、いざ元カノが襲来しても、スムーズに協力してくれるかもしれません。
生半可な覚悟じゃ付き合っていけないね…