やっぱり恋愛結婚よりネット婚活のほうが離婚率高いのかな…
当事者の意識としては「恋愛結婚」はゴール、「ネット婚活」はスタートと考えてる人が多いみたい。
婚活サイトから”始まった”カップルの離婚率とその実態を見ていきましょう!
結婚に至る手段としては、「恋愛」と「お見合い」の2つに加え、最近では婚活サイトを利用したネット婚活も増えてきています。
「お互いの条件を確認して出会う」という流れなので、お見合いに非常に近いとも言えます。
そんなネット婚活において、「婚活サイトで知り合ったカップルはすぐに別れてしまうのでないか?」という不安、抱いたことはありませんか?
そんな不安を抱いたままだと、なかなか婚活活動に集中できませんよね…
ここでは、婚活サイトや恋愛で結婚したカップルの離婚率とその原因について、詳しく探っていきたいと思います。
婚活サイト利用の離婚率
婚活サイトで知り合い、結婚にまで至ったカップルの離婚率って一体どうなっているのでしょうか…気になる人も多いのでは?
実は、お見合いや婚活サイトで出会ったカップルの方が恋愛結婚のカップルよりも離婚率が低いようです。
お見合い(婚活サイト含め)の離婚率はわずか10%
公式な数値ではありませんが、婚活業界(お見合いや婚活サイト含む)で知り合ったカップルの離婚率はわずか10%と言われています。
お見合いやネット婚活は、恋愛結婚とは違い、お互いの気持ちが盛り上がりにくい結婚方法であるにも関わらず、なぜ離婚率はこれほどまでに低いのでしょうか?
なぜネット婚活は離婚率が低いのか
相手を冷静に判断できる
恋愛期間中というのはお互いが恋に恋している状態!
「恋は盲目」とはよく言ったもので、相手の欠点が見えないことも…
仮に相手に不安や不満があったとしても「まあ、いいか」と悪いところでも目をつぶってしまいがちです。
周りから「結婚したら苦労するよ」とか「あなたの結婚相手にはふさわしくないのでは?」と忠告を受けても耳に入りません。
一方、婚活サイトでの男女の出会いは「相手を好きかどうか」ではなく、「条件が合うかどうか」、ここを重点においてのスタートです。
付き合いながら、相手の本質をシビアに観察しているからこそ、気になるところがあれば、別の相手を探すことに抵抗はありません。
大好きという感情に惑わされるわけではないので、相手の本質的な部分を冷静に判断できる!
だからこそ、結婚後に「こんなはずじゃなかった・・・」という失敗が少ないのです。
お互いとも結婚後のスタイルや価値観について考えているから
結婚後のトラブルの一例をあげると、男性の場合、奥さんになった女性が料理を作るのが下手、自分の両親とうまくいかない、きちんと家計管理をしてくれない(無駄遣いが多い)などがあげられます。
女性の場合、旦那さんになった男性が、「転職ばかりしている」「忙しくても全く家事を手伝ってくれない」などの不満が溜まりやすいようです。
婚活サイトは、相手を「条件」や「価値観」から選ぶことが多いので、結婚生活を送る中で「条件が悪い」とか「価値観が合わない」ということが必然的に少なくなります。
これらのような結婚後のトラブルが起きないよう、自分が理想とする結婚後のスタイルや自分が求めている価値観をしっかりと持っている者同士だからこそ、上に挙げたような結婚後のトラブルには発展しにくいのでしょう。
結婚がスタート!相手の良い面が徐々に加算されていく
婚活サイトで知り合った男女は、結婚がゴールではなく、スタートと考えています。
まだ、相手に対して愛情が生まれていない段階で会うわけなので、徐々に相手のことを知っていくことになります。
そして、時間を共有するうちに相手の良いところが発見できたり、相手への情が出てきたりします。
要するにゼロから、ゆっくり、じっくりと、愛や絆を築いていく関係だからこそ、結婚してすぐ離婚というケースにはなりにくいのでしょう。
恋愛結婚の場合、付き合っていた時こそ、愛情がマックス!
付き合っていた頃はあんなに輝いて素敵に見えた相手なのに、同じ屋根の下で暮らしてみると「えっ!こんな人だと思わなかった」などと、色々なところで理想と現実のギャップを感じてしまい、戸惑ってしまうことも…。
理想のパートナーと思い込んでいた分だけ、受けるショックも大きいのかもしれませんね。
歴史が浅い
単純にネット婚活自体の歴史が浅いので、絶対数がまだ少なく、十分な数字が取れていないということも要因の一つです。
インターネットを介した出会いはもはや珍しいことではなく、ネット婚活/恋活利用者は着実に増えてきてはいますが、「絶対的に普及している」とはまだまだ言えない現状です。
ということはつまり、十分な伸びしろがあるということなので、恐らく今後さらにネット婚活利用者が増えることにより、結婚率/離婚率の割合も変化してくることでしょう。
一見当たり前だけど、オフラインじゃそんなことはできないものね…
恋愛結婚の離婚率
大好きな人と結ばれて一生共にする恋愛結婚、これこそが究極の愛!
ロマンスに憧れる世の男女たちにとって理想的な結ばれ方ですよね。
当然、恋愛からの延長で幸せに暮らしているカップルも多いわけですが、好きだけでは生活できないという実態を知り、別れてしまうカップルも意外と多いのだとか。
恋愛結婚での離婚率 なんと35~40%
公式な数値ではありませんが、婚活業界で知り合ったカップルの離婚率はわずか10%なのに対し、恋愛結婚で結ばれたカップルの35~40%が離婚してしまうという現状があるようです。
付き合っている頃はラブラブなのにどうしてこんなにも別れる人が多いのでしょうか?
なぜ恋愛結婚は離婚率が高いのか
「好き」という感情優先で結婚を決めたから
恋愛結婚のほぼ100%近くの人が、相手のことを好きだからという理由で結婚を決めていると思います。
二人は愛し合っているからこそ、結婚したらもっともっと幸せになれるだろうと確信をもって結婚するわけです。
しかし、恋愛期間中の「好き」という感情はそう長くは続かないということが脳科学的に判明されています。
私たちは恋に落ちると脳内物質(ドーパミン)が大量分泌されます。
このドーパミンが大量に分泌されている間は、相手のことを思うだけで胸が高まり、相手に早く会いたいという気持ちでいっぱいとなります。
しかし、このドーパミンの大量分泌の期間は、18ヶ月から3年と言われています。
つまり、“恋の賞味期限は3年まで”ということが言えるのです。
この3年間は恋に恋をしているため、勢いに任せて籍を入れたり、子供を作ったり(できちゃった婚)に至る男女も多くいます。
でも、恋の賞味期限である3年が過ぎた頃から、「あれ?なんでこの人と結婚したのだろう」と思う人もいるようです。
「好き」という感情が取り去られたあと、相手に対しての尊敬や愛情が深まっていない場合、すれ違いや喧嘩などが原因で別れに至るケースが多いのかも知れません。
恋愛中に見えなかった部分が結婚後に見えてしまったから
恋愛中というのは“あばたもえくぼ”状態です。
相手の欠点さえ、長所に見えてしまう期間であります。
しかし、そんな“あばたもえくぼ”状態はそう長くは続きません。
一緒に暮らしていく中で恋愛中に気づかなかった相手の欠点や価値観の違いに戸惑うこともあるようです。
付き合っている最中であれば、たとえ彼女が「大の料理嫌い」だったとしても何とも感じなかったことが、一緒に暮らすとなると「料理を作らない奥さん」は致命的となります。
また、付き合っているときは「節約家」で尊敬できた彼氏が、いざ自分の旦那さんになったとき、「稼いだお金を家にいれてくれない旦那さん」だったら、非常に困りますよね。
お見合いやネット婚活での出会いであれば、結婚条件を重点に相手を選ぶので「家事」や「収入」の件であれば、前もって相手に確認しやすいですが、恋愛の場合は生活して初めて気づくケースがとても多い!
そして、相手の欠点が見えにくい!
「あれ、大丈夫かしら」と多少不安に思っても「好き同士なら、まぁ大丈夫だろう」とその重要さを見過ごしてしまうケースも多々あるようです。
結婚生活というのは、「好き」だけで耐えられないことだって山ほど出てきます。
だからこそ、好きだけで結婚を決めてしまうとあとで後悔しやすいのです。
「恋が始まる前に互いをじっくり知る」ということにおいては非常に優秀なツールってことよ。
結論
『婚活サイトでゴールインしたカップルの離婚率の実態』の紹介でした。
お見合いや婚活サイトだと、相手のことを十分に知らないうちに結婚してしまいそうなイメージを持たれていますが、それは全く違います。
感情に流されない冷静さを持ってお互いが結ばれるからこそ、離婚率が低いのです。
お互いに結婚後を想定したお付き合いがきちんとできているかどうか、ここが結婚成功のカギとなるでしょう。